まあるい生活

コンポストと暮らす

備忘録:「生ごみを焼却しない社会を2030年までに実現する」をミッションとする共同体

生ごみを焼却しない社会を2030年までに実現する」をミッションとする共同体「生ごみ焼却ゼロプラットフォーム」

ideasforgood.jp

namagomizero.com

 

www.city.taito.lg.jp

このところ、台東区の例(↑)など LFCコンポストさんの営業力が増しているなと感じていたのですが、このチームワークの効果なのだろうと思います。
オフィシャルサイトでは一応、コンポスト各種が紹介されていて、自分にあったものを選びましょう、ということになっています。

drive.google.com

行政が動き始める・・・時代が変わりつつある、潮流の変化を間の当たりにしているような気がしてわくわくしますね。

 

ただ、残念ながらここには私が学んだ 農業技術の匠 橋本力男先生 が指導するCNBM分類法、床材+コンポストケースの手法は掲載されていません。その方式を推進する団体のようなものが存在しない(学びたい人のための場所はあるが、それを営業する人はいない)ということも大きいとは思いますが、

やはり、「ごみを減らす(生ごみを処分する)」と「美味しい野菜をつくるために完熟堆肥を作って使う」とでは、「目的が違う」つまりゴール設定が違うので、微妙に住む世界が違うのだと感じました。

先のブログでリンクをはった山形県長井市レインボープランの今後に対する提言書の中で、コンポストよりも畜産業者からでる畜ふん堆肥の方が安くて使い易い、というような率直な意見が出ていました。実際に農業をする方が使ってくれる、使いたいと思う堆肥ができあがるのかどうか、そこは今後、事業が継続していくかどうかの重要なポイントであると思います。つまり品質が良くなければ誰も使わないもの(使いたくないもの)ができてしまう。美味しい野菜が作れなければ売れなくて終わってしまう、ということです。

台東区の例のようにLFCコンポストさんが関わるものは2次発酵までサポートされるのだと思うのでその心配はないと思いますが)

橋本先生のところで学んだ鴨志田さんの農園では、数種類の堆肥を作っています。生ごみ堆肥だけがすべてではありません。そして全部の種類の堆肥を、時間と手間をかけ完熟させて使っています。鴨志田農園へ手伝いに行くたびに、世の中で当たり前のように言われている「無農薬、有機肥料で野菜を作ると減収となる」というセリフ、いったい本当なの?と思いたくなるほど、野菜たちが生き生きと豊かに実っています。地力があるので1つの畝に複数種の野菜を育てるなど密度があっても大丈夫です。

「ごみを減らす(生ごみを処分する)」と「美味しい野菜をつくるために完熟堆肥を作って使う」はゴール設定が違うのですが、美味しい野菜を作るために作る完熟堆肥の材料に生ごみを使うと、「美味しい野菜を作る」ことと「生ごみの有効活用」が同時に成立します。

これはすごいことではないでしょうか?
私がやりたいことは、やっぱりこっちなんだな、と。

やっぱり実践の場が欲しいですね。
完熟堆肥づくりに興味のある農家さんがいらっしゃったら、ぜひお声がけください。